初めてのAKB現場でわたしが感じたこと~AKBはidolだった~

2013年8月22日、AKB48・真夏のドームツアー2013~まだまだやらなきゃいけないことがある~東京公演に行ってきました。

 

何故、頭のいい人たちがこぞって語りたがるのか。

何故、秋葉で生まれたのか。

何故、海外のアーティストがdisったのか。

何故、恋愛禁止なのか。

何故、女性アイドルは期間限定なのか。

 

現場に行って初めて、分かった気がします。

 

もう2ヶ月も経ってしまい、48G内では新たなニュースがいくつも更新されたし、私自身コンサート直後の熱量はもうほとんど残っていませんが、あの衝撃感動を記録としてブログに残そうと思います。

  

行こう!と思い立ったのは確かほんの一週間くらい前だったと思います。私はこれまでジャニーズ*1のコンサートしか経験したことが無く、この公演が初の女子ドル現場でした。ジャニーズの現場を経験した女子ドルオタの方々が「女子ドルはジャニーズのコンサートからいろいろと学ぶべき!」と揃って主張するので、女子ドル現場ってどんなもんなんだろう、そんなひどいのか…?とずっと興味はありました。AKBに関する知識は、顔と名前が分かるのは本店は正規メンバー、支店は超選抜くらいまで、曲は本店はシングル曲~有名な公演曲、支店はシングル曲のみ…程度です。AKBに注目し始めたきっかけはスマスマのライブコーナーに初登場したときなのでシングルで言うとポニシュくらいからなんとなくずっと好きです。推しメンをあげるなら卒業してしまいましたが河西智美ちゃんが好きでした。はるごんも大好きでしたがジャカルタに行ってしまいました…。今いるメンバーの中では平田梨奈ちゃんが好きです。ちなみに今回のために新しく勉強とかはしませんでした。

公式サイトでチケットを手配し、女一人(年齢はAKBの子たちと同じくらいです)で東京ドームへ向かいました。まず、水道橋駅で電車を降りて戸惑いました。最寄りの駅を降りればすぐにAKBのコンサートに行く人が沢山見当たるのかなと思ったのですが、それらしき集団が見当たらない…?え、今日本当に公演あるの?と不安になりながらドーム付近に向かい、グッズ販売のスペースに行くと開場を待つ大勢の人たちで溢れていました。男女比は7:3くらいだったように思います。そこでしばらくウロウロし、駅での戸惑いの原因がわかりました。AKBの公演に来る客層は、服装に統一感がありません。勿論トップスとズボンが合ってない的な意味では無く、全体を見渡したときにみんなバラバラの系統の服を着ているように感じました。ジャニーズの現場は違います。まず95%くらいが女性で、特に若いジャニーズの現場の場合、パステルカラーや白のふわふわした女の子らしい格好をしている子が多いです。そうでなくても、髪型やメイクなどなんとなく統一感があります。(と私は思います…)統一感の無さは他のバンドのライブでも同じなのかもしれないし、私が外野の人間だからAKBのファンに対してそう感じたのかもしれません。

秋元才加さんの影アナが流れ、間もなくして開演しました。私の席は40番ゲート付近、所謂天井席でした。48Gのメンバーが恐らく20人以上(?)同じような衣装で出てきたので肉眼ではほとんど誰が誰だか判別出来ず、持参したオペラグラスで覗いてやっとでした。オープニングの世界観はミリタリーテイストで、曲はRIVERとかBeginnerとかカッコいい系のメドレー。正直、ノリ方がわからない…。登場もそこまで派手じゃなので、湧き方が分からないし、人数も多いので見方がわからない…。*2それでも、40番ゲートからでも、肉眼で、目を引く存在感のあるダンスをしている子がいました。

 大島優子さんです。

すごかった。オペラグラスなしでも全然わかる。目で追ってしまう。彼女の凄さを目の当たりにしました。あの日、東京ドームという箱に対して出演者として(ひとりで)釣り合っていたのは彼女だけだと思います。*3*4

ここまで正直いまいちノリきれていなかった私ですが、6曲目でやっとわかりました。

 曲目は、HKT48のスキ!スキ!スキップ!。

イントロの「好きにならなきゃ、好きにならなきゃ、何も始まらない」というフレーズがドーム中に響いた瞬間、私は心臓を素手で掴まれたような感覚に襲われ、とたんに涙がどばーっと溢れでてきました。この曲は、王道アイドルな明るい曲調に乗せて「恋するって素晴らしい!人生ってすばらしい!」ということを、何の比喩表現も用いずにひたすら訴えかけるただそれだけの曲です。もちろん聞いたことはありましたが、明るくて元気でるなぁ、程度でした。映画『モテキ』の中で真木よう子(の演じる役)は主人公に「アイドルソングなんてな、どれも自分の気持ちを伝えること至上主義で同じなんだよ!そんなのに勇気づけられてんじゃねぇバカ!」と言っています。私は恋愛面でアイドルソングに勇気づけられた経験が無かったのでいまいち理解できませんでした。しかし、48Gの中で最も幼いキラキラの彼女たちが生でしゃかりきに踊りながら叫ぶ「好きにならなきゃ、何も始まらないんだよ!」というド直球のメッセージは、こじらせまくっている私の心にぐさっと突き刺さり、響き、しみわたりました。声を出すレベルで号泣です。

 もうオペラグラスとかいらない。どれが誰とかどうでもいい。ステージ上のあの子たちは見えない何かでコーティングされている。かわいい、かわいいけどコーティングされているからいやらしくない。かわいいこたちに好きになれとか全力で走れとか叫ばれてる…。天使なんだ。この子たちは天使。天使に勇気づけられてる。めきめき天使力を上げているんだ。あの子たちのまわりは、ステージは、そこだけ空気が違う。歌が下手?踊りが下手?かわいい天使の彼女たちが歌うから踊るからキラキラをとばすから意味があるんだ…。

 尊い」

公演中、終始私の頭の中で浮かんでいたワードです。もしかすると「尊い、尊い」と呟いていたかもしれません。

ある意味、宗教だと思いました。「アイドル」は英語表記だと「idol」。本来、偶像とか崇拝するもの、という意味です。AKBは「アイドル」でなく「idol」だと思います。ステージの上の彼女たちは、まるでフィギュアだとも思いました。天井席から肉眼で見ると本当にお人形さんが踊っているみたいです。これは家で動画を見ていたときから感じていたことなのですが、女子ドルってまわりにかわいいかわいいと愛でられて、与えられたボックスの外側に自ら出てこない。箱の中で踊っているみたい。でもそれでいいんです。フィギュアだから。キラキラのハートや星は、オーラであって、与えられた箱の中でいかにオーラの濃度を濃くできるか、自分の色をだせるかが勝負。ジャニーズのそれとは違います。ジャニーズは、ハートをいかにたくさん、遠くまでとばせるかが大切な気がします。「idol」は、フィギュアは、完璧でなければならない。神格化された存在。尊い、神聖な存在。

でも、心が無いわけではありません。アンドロイドじゃない。大量生産でもない。どうオーラを作るか、輝かせられるか、自己プロデュース力が問われます。その成長過程を見られるのも、彼女たちの心の揺らぎをリアルタイムて感じられるのも、AKBの魅力のひとつですよね。

テレビというフィルターがあると、フィギュア感が失われてしまう気がします。AKBは、生が一番であるようにつくられたアイドルグループなんだと思いました。そういった意味で、ジャニーズのコンサートとAKBのそれとは全く別物です。ジャニーズは「idol」ではなく「アイドル」です。崇拝される存在というよりは、みんなの人気者、芸能人です。

あと面白いなと思ったのは、ファンの皆さんは全てサイリウムで表現します。みんなサイリウムを複数持参し、出てくるチームごとに振る色を変えます。この日は秋元才加さんの卒業セレモニーがあったので、チームカラーの黄緑色のサイリウムを有志の方が配っていて私もそれを振りました。有志が何かする、っていうのもジャニーズにはない文化です。99.9%黄緑色で染まった東京ドームはとても綺麗でした。あと、振りコピをしている人を見かけなかった。C&R、ppph、サイリウムやタオルをぶんぶんするだけでメンバーと同じ振りをあまりしないんですね…*5私はメロンジュースでどうしてもヘドバンがしたくて小さくぶんぶんしました。

ちなみに、今回全体を通して生のほうが魅力的だな、と感じたのは阿部マリアさん入江杏奈さん倉持明日香さん菊池あやかさん松井珠理奈さん。かっこいい系ってAKBではあまりハマらないかなと思っていたんですが違いました。美しかった…。輝いてた…。スクリーン上でしたがテレビで見るより何倍もよかったです。

 

これだけ出演者の本質(?)について考えを改められた現場もこれだけ泣いた現場も今までありませんでした。衝撃と発見だらけでした。セトリについてはあまり言及していませんが新たに知った曲が数曲ありました。その中のひとつ「青春ガールズ」という曲が大変気に入りました。大好きな平田梨奈ちゃんは見つけられませんでしたがとっても楽しかったです。

二か月も経ってしまいだいぶ熱量も治まってしまったので私がいかに感激したか、終演直後の興奮のあまり誤字脱字が酷すぎる私のツイートを張っ付けて終わりにしたいと思います。お読みいただきありがとうございました。

 

 

*1:ジャニーズと言っても、SMAPとSexyZoneとJr.だけです。嵐とか関ジャニとかは無くてきっとそれぞれ雰囲気が違うので一括りにしてはいけないんでしょうけど他のみなさんからしたら全部似ていると思うので…

*2:ちなみにジャニーズだと、メンバーが一人でも登場するとみんな「キャー」って言うんですけど、AKBの場合「うぉー」なんですね。当たり前だけど。それもおもしろかった。

*3:秋元才加さんも素敵でしたが特別扱いだったので比べられません

*4:めちゃくちゃ余談ですが彼女たちと同世代の若いジャニーズで私がそう感じたのは中島健人さんだけです

*5:このこともアイドルと同じ行動をとらない、という意味でメンバーが尊い存在に見えた要因かもしれません